ボルボ・オーシャンレース 2008-2009 途中経過

更新日:2008/11/13

−第1 レグは、エリクソン4 が優勝、総合得点でもトップに躍り出る。
レースフリートは11 月15 日にケープタウン(南ア)をスタート。第2 レグはインド洋を北上してインドのコチにゴールする、4450 海里のコース−

レポート=西村一広
Report by Kazu Nishimura

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ステージ2 第1 レグ ケープタウン(南ア)に向けてアリカンテ(スペイン)をスタートするボルボ・オーシャンレース2008−2009 参加艇

ボルボ・オーシャンレース2008−2009
ステージ 2 第1 レグ アリカンテ(スペイン) − ケープタウン(南ア)

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アリカンテをスタートした翌日、優勝候補のひとつ〈テレフォニカ・ブルー〉のラダー(ステアリングシステム)にトラブルが発生。〈テレフォニカ・ブルー〉はこの修理のためにジブラルタルに緊急入港、大きな遅 れを取ることになりました。

スペインのアリカンテから南アフリカのケープタウンに向かう第1 レグ(ステージ2)は、風速25 ノット(12m/秒)という強風下でのスタートで始まりました。

地中海からジブラルタル海峡を抜けて大西洋に出た後も、レース艇群は終始トップが入れ替わる大混戦。まるで近距離レースのような息詰まる展開で、各艇のナビゲーターの腕の見せ所となりました。

どの艇が最も先にいい風をつかんで混戦を抜け出すか。インターネットでレースを観戦するファンにとっても、各艇の毎日のポジションレポートから目を離せない日々になったようです。

今年は特に、大西洋の赤道付近の風が予想以上に弱く、レースフリートは赤道に接近してから大きくペースを落としましたが、クルーたちにとっては、至近距離に相手を見ながらの、息詰まるようなセーリングが続きました。

そんな中、スウェーデンの〈エリクソン4〉(トーベン・グラウェル(ブラジル)艇長)がいち早く南大西洋の高気圧から吹き出す風をつかみ、他艇を尻目に快走を始めました。半日ほど遅れてプーマ・レーシングの〈イル・モストロ〉(ケン・リード(米)スキッパー)が、やっとその風をつかんでペースを上げたものの、さらに強い風をつかんだ〈エリクソン4〉にどうしても追いつくことができません。

〈エリクソン4〉はゴール2 日前にはモノハル(単胴)ヨットの24 時間スピード記録を塗り替えるという快挙も成し遂げ、悠々とトップでケープタウンにゴールしました。コースを的確に指示したナビゲーターと、そのコースで艇の性能を100%引き出し続けたクルーたちによる勝利だといえるでしょう。このレグの2 着は必死で〈エリクソン4〉に食らいついたプーマ・レーシングの〈イル・モストロ〉。この2 隻は、ステージ2 を終えた時点での総合ポイントでも1 位、2 位につけていて、続くステージ3、ケープタウンからコチ(インド)までの第2 レグでのこの2 隻の競り合いは、かなりの見ものになることでしょう。

ボルボ・オーシャンレース2008−2009
ステージ 3 第2 レグ ケープタウン(南ア) − コチ(インド)

ボルボ・オーシャンレース2008−2009 の第3 レースとなるケープタウンからコチまでの第2 レグは、11月15日にスタートします。

この第 2 レグ以降第5 レグまで、レースフリートはこれまでのボルボ・オーシャンレースで経験したことのない北半球側のインド洋、東シナ海、太平洋を走ることになります。各レース艇にナビゲーターたちの間で、かなり興味深い駆け引きが展開されることは間違いありません。

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